小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」122

◎ 【霊界】での夫婦について

※ 小桜姫の考え方

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☆☆【私(※一風)から】

 【霊界】では、それぞれの【魂】に、
 自ずと、その進歩に差があることを、
 認めなければ、なりません。

 【魂】のレベルに、差がある、ということは、
 それぞれの【魂】の、住む世界が、
 違ってくる、ということ、です。

 【この世】とは、【霊界】から来た、
 雑多な【魂】が、ひしめき合ってできた、
 世界であります。

 いろいろな【魂】同士が、関係することで、
 お互いの【魂】が、磨かれ、
 成長するチャンスに、恵まれている、
 世界だと、申せましょう。

 ですが、【この世】での「人生」が、
 死をもって、一区切りし、
 元の【霊界】に、【魂】が、戻れば、
 また、それぞれと、なることは、
 必然で、あります。

 話を、戻しましょう。

 【霊界】での、夫婦問題について、
 今回は、小桜姫の、意見を、
 読んでいきたいと、思います。

◎ 母親:
 私は、今でも時々、
 いつの時代になったら、
 夫婦、親子、兄弟が、昔のように、
 楽しく同居することが、できるのかしら、
 と、思われてなりませぬ。

 あなたには、そんなことが、
 ないのですか?

◎ 小桜姫:
 ないでもございませぬが、
 近頃、統一が深くなったためか、
 だんだんそうした考えが、薄らいで、
 まいりました。

 相当に修行が積んだら、
 一緒に棲むとか、棲まないとか、申すことは、
 さして、苦労にならないように、
 なってしまう、のではないでしょうか?

 「龍宮」界の上の神様たちの、御様子、
 を見ても、
 いつも夫婦親子が、同棲しておられることは、
 ないようで、ございます。

 それぞれ、御用が違うので、
 平生は、別々になって、お働きになり、
 たまにしか、ご一緒になって、
 おくつろぎ遊ばすことがない、
 と、申します‥‥。

◎ 母親:
 神様でも、やはりそうなので、
 ございますかね‥‥。

 そうしてみると、この母などは、
 まだ現世の執着が、多分に残っている訳で、
 これから、あなたにあやかり、
 余り愚痴は、申さぬことに、
 気をつけましょう。

 今日は、本当に、よいことを伺いました。
 あなたが、そんなにまで、修行が出来た、
 のをみると、
 私は、心から、嬉しい‥‥。

◎ 小桜姫:
 そう言いながらも、母の眼には、
 涙がいっぱい、溜まっているの、でした。

 今回は、以上です。

 私たちの頭を切り替えて、読まねば、
 理解が、及ばないのが、
 【霊界】での、ことです。

 【この世】を基準に読んでいれば、
 混乱するばかりで、ありましょう‥‥。

 まず、基本にすべきことは、
 私たちとは、詰まるところ、【魂】であり、
 元々は、【霊界】が、ふるさとだ、
 と、思い知ること、です。

 【霊界】で、産土神様のお世話により、
 【この世】での、「人生」を、体験させてもらえ、
 「今」が、あるわけです。

 しかも、【魂】の「人生」経験は、
 今回の一回だけ、では、ありません。

 それこそ、何十回もの、「人生」経験を、
 してきている、のです。

 それを、今回の「人生」を基準にしていては、
 かなり、偏った見方となり、
 【魂】本来の、成長に、ブレーキと、
 なることは、必定です。

 ですから、指導役の神様は、
 【この世】での、執着を、早く棄てなさい、
 と、言われている、わけです。

 小桜姫と、母親との、会話は、
 まだまだ、続きます。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。