小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」139

◎ 爺やの「死後」の状況

※ いたって、太平無事‥‥。

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☆☆【私(※一風)から】

 この爺やの「死後」の状況は、
 どのようなもので、あったので、
 しょうか?

 この爺やは、真面目一徹。
 よく、小桜姫の実家に老僕として仕え、
 さらには、度々、輿入れ後の、
 小桜姫の元へも、世話をしに、
 来ていた、ようです。

 それでは、この爺やの「死後」の状況を、
 読んでいきましょう。

◎ 小桜姫:
 爺やは、善良な人間でございますから、
 こちらの世界へ移って来てからも、
 いたって、太平無事、
 ちょうど、現世でまめまめしく、
 主人に仕えたように、
 こちらでは、後生大事に、神様に仕え、
 そして、たまには神様に連れられて、
 現世で縁故の深かった人たちの許へも、
 訪ねて行く、とのことでございました。

◎ 爺や:
 この間、ご両親にも、お目にかからせて、
 頂きましたが、
 いや、その時は、喜んでよいのやら、
 または、悲しんでよいのやら‥‥。
 現世の気持ちとは、また格別で、
 ございました。

 ワシは、こちらでまだ、
 三浦の殿様に、一度もお目にかかりませぬが、
 今日は、姫様のお手引きで、
 早速、日頃の望みを、叶えさせて、
 頂くわけには、まいりますまいか?

 今回は、以上です。

 この爺やは、この対話からもわかるように、
 誠に順調に、
 「死後」も、進歩できているようです。

 私たちも、大いに、参考にすべき、
 で、ありましょう。

 さて、この対話の最後に、
 殿様に逢いたい、との申し出が、
 ありましたが、
 これが、何と、叶うようです。

 その模様については、次回と、
 致します。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。