小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」148

◎ 小桜神社の由来 ⑤

※ 婦人の熱誠込めた祈願が‥‥。

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☆☆【私(※一風)から】

 三浦の三崎一帯が、大時化に見舞われ、
 或る漁師の婦人が、
 小桜姫の墓に、祈願を込めました。

 その場面から、読んでいきましょう。

◎ 婦人:
 このままにしておきますと、
 三浦の土地は、皆流れてしまいます。

 小桜姫様。
 どうぞあなた様のお力で、
 この災難を、免れさせて、
 頂きます。

 この土地で、おすがりするのは、
 あなた様より他には、ござりませぬ。

◎ 小桜姫:
 丁度、その時の私は、
 海の修行場で、相変わらず、
 統一の修行三昧に、耽っておりましたので、
 
 右の婦人の、熱誠込めた祈願が、
 いつになく、はっきりと、私の胸に、
 通じて来ました。

 これは、私も、と、
 一方ならず、驚きました。

 これは、たいへんである。
 三浦は、自分にとりて、
 切っても切れぬ、深い因縁の土地、
 このまま、土地の人を、見殺しには、
 できない。

 殊に、あそこには、良人を始め、
 三浦一族の墓もあること‥‥。

 一つ、【龍神】さんに、
 一生懸命祈願してみましょう‥‥。

 正しい願いであるなら、
 きっと、御神助が降るに、相違ない‥‥。

 それから、私は、
 未熟な自分に、できる限りの熱誠を込めて、
 三浦の土地が、災厄から免れるようにと、
 龍神界に、祈願を込めますと、

 間もなく、あちらから、
 
 『願いの趣、聴き届ける‥‥。』

 との有り難いお言葉が、
 伝わってまいりました。

 今回は、以上です。

 素晴らしいでは、ありませんか!

 龍神界へ祈願を込めた結果、
 『願いの趣、聴き届ける‥‥。』
 という、有り難いお言葉が、
 返ってくるとは‥‥。

 願い事が、正しければ、
 しかも、熱誠込められれば、
 このように、通じる、
 という、良い例、なのです。

 私たちも、お手本とすべき、
 事例だと、思います。

 さて、この結果、三浦の大時化は、
 どうなるのでしょうか?

 それは、次回に‥‥。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。