ことわざに学ぶ「人生」:その286

◎ 下手があるので、上手が知れる

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☆☆【私(※一風)から】

 これが、【この世】での、
 現実で、しょう。

 力の劣る人がいるために、
 すぐれた人が目立つ。
 物事は、すべて比較するものがあってこそ、
 そのよさ、巧みさが明らかになる。

 という、ことになります。

 【この世】とは、比較することで、
 一喜一憂する、煩悩の世界、
 なのです。

 また、
 比較しなければ、
 自分の社会での位置がわからない、
 ことにも、つながります。

 【この世】の全ての人が、
 名人芸、ならば、
 上手も、下手も、ないわけです。

 名人芸も、普通となり、
 当たり前、と、なるのです。

 実は、これこそが、
 【霊界】、なのです。

 【霊界】では、
 どの【魂】も、若々しく、
 どの【魂】も、電光石火で動け、
 どの【魂】も、本当の命そのもの、
 です。

 だから、
 若々しくて、当たり前、
 電光石火で動けて、当たり前、
 輝く光そのもので、当たり前、
 なので、
 下手が、ないのです。

 上手と下手が、あるのは、
 【この世】ならでは、
 と、言えるでしょう。

 上手だから、といって、
 自惚れることは、
 【霊界】を、知らない、
 ことと、同義です。

 下手だから、といって、
 ことさらに、卑下するのも、
 また、【霊界】を、知らない、
 ことと、同義です。

 ◎ 下手があるので、上手が知れる

 のは、【この世】だけの、
 一時的なことと、知るべきです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。