小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」105

◎ 素晴らしい、滝の修行場

※ 一点の申し分なき、四辺の清浄な景色に見とれて‥‥。

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☆☆【私(※一風)から】

 【この世】でも、滝のある所には、
 たいてい、神仏が祀られて、います。

 それだけ、滝という場所は、
 特別な、結界であることを、
 意味しています。

 この【人生相談・ダルマ堂】のホームページも、
 滝の写真を、トップに、アップさせて、
 頂いております。

 ありがたい、パワースポットが、
 滝である、と、言えるでしょう。

 さて、小桜姫ですが、新しい修行場が、
 滝である、ことに、感動しています。
 それは、自分の願いと、一致したから、
 に他なりません。

 そのことを、指導役の神様も、
 それが、【霊界】の掟だと、
 言っていました。

 さて、さらに、読んでいきましょう。

◎ 小桜姫:
 ふと気がついてみると、
 下を流れる谷川の上手は、
 十間あまりの、懸崖になっており、
 そこに、幅が、二三間ぐらいの大きな滝が、
 ゴーッとばかりに、凄まじい音をたてて、
 木の葉隠れに、白布を懸けておりました。

 私は、この一点の申し分なき、
 四辺の清浄な景色に見とれて、
 覚えず、感嘆の声を放ちましたが、
 しかし、とりわけ私を驚かせたのは、
 滝壺から、四五間ほど隔てた、とある、
 平らな崖地の上に、私が先刻まで住んでいた、
 あの白木造りの小屋が、いつの間にか、
 移されていたこと、でした。

 まあ、こんなところに‥‥。

 私は、呆れて、そう叫びましたが、
 しかし、お爺さんは、例によって、
 そんな事は、当然だといった風情で、
 ニコリともせず、こう言われるの、
 でした。

◎ 指導役のお爺さん:
 これからは、そちは、
 ここで、みっちり修行、するのじゃ。

 ワシは、これで、帰る‥‥。

◎ 小桜姫:
 言うが早いか、
 お爺さんの白衣の姿は、
 ぷいと、煙のように消えて、
 私は、一人ぽつねんと、
 この閑寂な景色の中に、取り残されました。

 今回は、以上です。

 このようにして、小桜姫は、
 新しい、滝の修行場に、移行した、
 のでした。

 滝といえば、【龍神】です。

 きっと、ここで修行するうちに、
 また、いろいろの【龍神】と、出逢うのに、
 違いない、でしょう‥‥。

 私(※一風)も、ぜひこの、小桜姫のように、
 ありたいものと、心から、
 思っています。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。