小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」114

◎ 雷雨の真実

※ 不思議な、そして物凄い光景なので、
 ございました。

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☆☆【私(※一風)から】

 【この世】の私たちが目にする、雷雨は、
 ただ、稲光がして、ザーッと強い雨が、
 降ってくる、だけにしか、
 見えません。

 ですが、小桜姫の報告によりますと、
 その奥に、【龍神】の活躍が、
 あるの、でした。

 この報告を、読んで、知っていると、
 今後の、雷雨は、
 また、違った見方と、なるに、
 違いありません。

 雷雨の真実とは、いったい、
 どのようなもの、なのでしょうか?

 早速、読んでいきましょう。

◎ 小桜姫:
 それは、現世では、とても思いもよらぬ、
 不思議な、そして物凄い光景なので、
 ございました。

◎ 滝の【龍神】さん:
 雨雲の中を、よく見るがよい。
 眼を離しては、ならぬ。

◎ 小桜姫:
 お爺さんから、そう注意されるまでもなく、
 私は、もう先刻から、深い統一に入って、
 黒雲の中を、睨みつけていたのですが、
 たちまち、一体の【龍神】の雄姿が、
 そこに、鮮やかに見出されました。

 私は、思わず叫びました。

 あれあれ、薄い鼠色の男の【龍神】さんが、
 大きな口を開けて、
 二本の角を振り立てて、
 雲の中を、ひどい勢いで、駆けて行かれる‥‥。

◎ 滝の【龍神】さん:
 それが、先刻、ここに見えた、
 あの若者なのじゃ。

◎ 小桜姫:
 あれ、向こうの峰をかすめて、
 白い、大きな【龍神】さんが、
 目にも留まらぬ速さで、
 横に飛んで行かれる‥‥。

 あの凄い眼の色‥‥。

◎ 滝の【龍神】さん:
 それが、雷の【龍神】の一人じゃ。
 力量は、この方が、
 一段も、二段も、上じゃ‥‥。

◎ 小桜姫:
 あれ、雨の【龍神】さんが、
 こちらを向いて、何やら合図をして、
 向こうの方に、飛んで行かれます‥‥。

◎ 滝の【龍神】さん:
 それは、そろそろ雨を切り上げる、
 合図をしている、のじゃ。
 もう間もなく、雨も、雷も、
 止むで、あろう‥‥。

 今回は、ここまでと致します。

 小桜姫が、統一し、集中して、
 雨雲を凝視した、実況が、
 語られました。

 私たちには、雷雨の際、このようには、
 見えませんが、
 真実は、複数の【龍神】が、
 天駆けて、飛んでいる、わけです。

 これら、【龍神】たちが、
 どのような活動をしているのか、
 その解説は、次回、なされます。

 気象現象の、何たるかを、
 私たちも、知ることが、できる、
 わけです。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。