ことわざに学ぶ「人生」:その256

◎ 「求不得苦(※ぐふとっく)」

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☆☆【私(※一風)から】

 この、「求不得苦(※ぐふとっく)」とは、
 四苦八苦の、一つで、
 
 ・ 欲しいモノが、手に入らない、苦しみ

 という、意味です。

 【この世】は、基本的に、
 苦の世界と、なっており、
 その世界に、わざわざ、私たちは、
 生まれてきたのです。

 生まれる前の、【魂】だった私たちは、
 【霊界】に、住んでおり、
 そこでは、私たち【魂】は、
 完全でした。

 だから、
 周囲にいる【魂】も、完全であり、
 別の【魂】の役に立ち、
 成長・向上したいと、念願しても、
 そこ(※【霊界】)では、
 もはや、無理だった、わけです。

 しかし、
 【魂】は、さらなる向上することが、
 使命なのです。

 【この世】とは、【魂】向上のための、
 一種の道場だと、申せましょう。

 わざと、不完全な世界に、作られ、
 あらゆることに、手間暇が必要な、
 世界に、神様は、創造された、
 のです。

 【霊界】では、食べる必要は、
 ありませんでしたが、
 【この世】では、食べていかなければ、
 なりません。

 【霊界】では、思うだけで、電光石火で移動、
 できましたが、
 【この世】では、いちいち歩いて行くか、
 乗り物に乗らねば、移動できません。

 【霊界】では、思えば、どんな服装にも、
 なれましたが、
 【この世】では、糸から布地を作り、
 縫製して、服を作らなければ、なりません。

 【この世】では、生活全般(※衣食住)に、
 手間暇と、作業が、いるように、
 創造された、のです。

 そして、そのどれもが、
 不完全であり、だから、無常なのです。

 【この世】では、健康も、
 不完全であり、いつか身体は故障し、
 病気となり、「死」を迎えることに、
 なっています。

 「死」を造ったのは、
 【魂】を、【霊界】に帰還させる、
 ためです。

 【霊界】では、欲しいモノは、
 瞬時に、出来上がり、何の不足も、
 ありませんが、
 【この世】では、欲しいモノは、
 たいがい、手に入りにくく、
 入っても、すぐ古くなり、
 最新のモノが、欲しくなります。

 この、サイクルを、
 「求不得苦」と、言うわけです。

 ある程度、モノが手に入れば、
 それで、満足せねば、
 次々と、モノが、欲しくなり、
 貪欲に、心が、侵され、
 貪欲地獄と、波長が通じてしまい、
 「死後」、その地獄に、 
 お世話になることに、自動的に、
 なります。

 欲しいモノは、手には入らない、
 ように、【この世】は、造られたと、
 あなたは、ぜひ、見破ってください。

 そして、あなたの、【この世】に、
 生まれてきた、訳は、
 別にあると、思い出して、
 いただきたく、存じます。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。