小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」19

◎ 自分の遺骸を見せて欲しいと、神様にお願いした
 小桜姫に対して‥‥

※ 神様は、どうされたでしょうか?

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☆☆【私(※一風)から】

 前回に引き続き、死んだ直後の小桜姫、
 の混乱していた様子を、
 敢えて、小桜姫は語ってくれて、います。

 それは、【この世】に生きる私たちにとって、
 わかりやすい、とお思いになられて、
 わざわざ、娑婆っ気に富んだ、
 話題を、話してくださっている、
 わけです。

 今回は、死んだ証拠に、自分の遺骸を、
 見せて欲しいと、神様に、
 お願いした、場面で、あります。

 はたして、どうなったのでしょうか?

 読んでいきましょう。

◎ もう一つ、私(※小桜姫)が、
 神様に、お願いしたのは、
 自分の遺骸を、見せてくれ、との、
 注文で、ございました。

◎ 当時の私には、せめて一度でも、
 眼前に、自分の遺骸を見なければ、
 何やら、夢でも見ているような気持ちで、
 あきらめが、つかなくて、
 仕方がないの、でした。

◎ 神様は、しばし考えておられたが、
 とうとう私(※小桜姫)の願いを入れて、
 あの諸磯の隠宅の一間に、
 横たわったままの、私の遺骸を、
 まざまざと、見せてくださいました。

◎ あの痩せた、蒼白い、
 まるで幽霊のような、醜い自分の姿、
 私は一目見て、ぞっとしてしまいました。

◎ もう結構でございます。
 覚えず、そう言って、御免をこうむって、
 しまいましたが、
 このことは、たいへん私の心を落ち着かせるのに、
 効能があったようで、ございました。

 と、このようにあります。

 亡くなった直後というのは、
 死んだことが、まだ納得できず、
 むしろ、元気になってピンピンしている、
 ことを、不思議に、思うわけです。

 しかし、
 大きな声で、叫ぼうが、
 生きた人の肩をたたこうが、
 一切、応答はないのです。

 もう、身体を失い、【魂】となっている、
 のですから、
 もう、【この世】の人に、関わろうとしても、
 できないのです。

 私は、こんなに元気だよ、
 こっちを向いてくれ、
 と、言っても、
 【この世】の人は、無反応です。

 指導役の神様は、そんなことを諦めさせる、
 ためにも、
 わざわざ、自分の遺体を、見せたのです。

 他の例でも、自分の葬式を見せる、
 ことが、多く伝えられて、います。

 あなたは、もう死んだのだよ、
 と、納得させるためには、
 自分の遺体や、葬式を見せる、
 という方法を、神様は、とられる、
 のです。

 さて、
 この後、小桜姫は、【霊界】でどのような、
 修行を、せねばならないので、ありましょうか?

 私たちにとっても、小桜姫の例は、
 他人事では、ないのです。
 自分事なのだと、お気づき願います。

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読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。