小桜姫の言葉に学ぶ【真理】と「人生」109

◎ 滝の【龍神】様、本体を現す

※ にわかに私の眼の前に、光明が洪水のように‥‥。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
☆☆【私(※一風)から】

 30数年前、
 私(※一風)の前に、【神様】が現れなされた時、
 それこそ、太陽の光の百倍もあるかと、
 思われるほどの、
 白光の洪水が、押し寄せて、
 来たのでした。

 それこそ、私(※一風)の眼は、
 つぶれるのでは、と覚悟したのですが、
 私(※一風)も、身体を抜け出し、
 【魂】の状態となっていたのでしょう。
 その、大光明の中でも、神様を
 眼にすることが、叶いました。

 小桜姫の、今回の場面は、
 私(※一風)の、その場面と、
 非常に似ている、と思いましたので、
 わざわざ、一言余計なことを、差し挟んだ、
 次第です。

 滝の【龍神】様が、今回、
 小桜姫に、その実の姿を、現します。

 読んでいきましょう。

◎ 小桜姫:
 それから、どれくらい経った時で、
 ございましょうか、
 ある日、にわかに、私の眼の前に、
 一道の光明が、さながら洪水のように、
 どっと、押し寄せてまいり、ました。

 いったんは、ハッと驚きましたが、
 それが、何かのお知らせであろうと、
 気がついて、「心」を落ち着けますと、
 続いて、滝の方向に当たって、
 耳が潰れるばかりの、異様の物音が、
 響きます。

 私は、直ちに統一を止めて、
 急いで滝壺の上に、走り出てみますと、
 果たして、そこには、一体の白龍‥‥、
 
 爛々と輝く両眼、
 すくっと、突き出された二本の大きな角、
 白銀をあざむく鱗、
 鉾を植えたような、沢山の牙‥‥、

 胴の周りは、二尺位、
 身長は、三間余り、
 
 そう言った大きな、神々しいお姿が、
 どっと落ち来る、飛沫を、
 全身に浴びつつ、
 いかにも、悠々たる態度で、
 巌角を伝って、上へ上へと、
 よじ登っていかれる‥‥。

 目の当たり、こうした荘厳無比の光景に、
 接した私は、
 感、極まりて、言葉も出ず、
 覚えず、両手を合わせて、
 その場に、立ち尽くしたことで、
 ございました。

 
 以上です。

 まさに、私たちの目の前にも、
 この白龍が、
 滝を登る、お姿が、見えるようで、
 あります。

 ありがたいことです。

 このような、【龍神】に、
 小桜姫だけでなく、私たち人間、
 一人一人も、守られている、訳です。

 私たちも、そのことに、感謝しなければ、
 ならないで、しょう。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
読者の皆様へ:今回も、お読みいただき、ありがとうございました。